2016年度 第1回 P&I研究会シンポジウム
医療・ヘルスケア領域への挑戦 〜印刷の向かう方向性を考える」


 昨今ウエラブルエレクトロニクスがワールドワイドに活況を呈しており、さまざまな分野への応用展開が検討・期待されています。大きく注目されている分野のひとつが医療・ヘルスケア領域でしょう。この領域では将来印刷にとって代わる可能性を秘めるアプリケーションが数多く存在するのではないでしょうか。
 すでに印刷技術により海外含めて多くの研究開発の取り組みがなされており、今回その一部のご紹介とともに医療最前線からの視点、実際にビジネスを進める上での課題視点も交え、今後の印刷が向かう方向性を考えるきっかけとなればと考えております。
 印刷エレクトロニクス、印刷プロセスの新しい展開に期待される方はぜひ御参加いただき、今後の可能性を御議論いただきたいと思います。
主 催: (一社)日本印刷学会 技術委員会 P&I 研究会
協 賛: (公社)高分子学会、(公社)日本化学会、(公社)応用物理学会、(一社)色材協会、(一社)日本写真学会、(一社)日本画像学会、(一社)画像電子学会、(一社)有機エレクトロニクス材料研究会、フォトポリマー懇話会、(一社)日本印刷産業連合会、(一社)日本印刷産業機械工業会
日 時: 2016年6月8日(水) 13:00〜17:30(受付開始 12:30)
会 場: 富士フイルム(株) 東京ミッドタウン本社201会議室
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3
電話番号:03-6271-3111 (大代表)
【地図】
アクセス情報:■都営大江戸線「六本木駅」と直結 
■東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩4分 
■東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より徒歩5分 
■東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」より徒歩8分

プログラム
13:00-13:50
1.市場黎明期の医療・ヘルスケアビジネスの創出と育成の要諦
―プリンテッドエレクトロニクス技術を用いたビジネス立ち上げを例に―

 多くの日系メーカーにとって、「自社技術に基づいた新規ビジネスの立上げ」が課題である。中でも、医療・ヘルスケア分野は、市場の魅力度に加え、技術革新に対するニーズの高さから有望である。プリンテッドエレクトロニクス技術を例として、事業化の各段階における課題と方策をまとめる。

(株)野村総合研究所 主任コンサルタント 吉村 英亮
13:50-14:40
2.日常医療のためのCavitas Sensors(体腔センサ)と生体ガス可視化計測

 社会の高齢化および医療費の増大に伴い日常医療の必要性が増している。本講演では、日常での利用を想定し、有機デバイス技術を用いて開発した「口腔や結膜嚢などの体腔への脱着が可能なCavitas sensors」と、「疾病や代謝に基づく生体ガス(呼気・皮膚ガス)成分を高感度かつ選択的に可視化計測を行う探嗅カメラ(Sniff-cam)」を紹介し、印刷技術応用の可能性についても述べる。

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 センサ医工学分野 三林 浩二
休憩 (14:40-14:50)
14:50-15:40
3.3D細胞プリント技術による生体組織モデルの創成

 インクジェットプリンターを用い、細胞を吐出溶液ごと瞬間的に固化できれば、生体臓器の複雑な  3次元構造を構築できると期待されている。我々は、生体臓器に類似の機能を発現するためには、種々の細胞の3次元配置が制御された微細構造の再現が重要と考え、研究を進めてきた。また、細胞や細胞外マトリックスのインクジェットプリントにより3Dマイクロ組織アレイを作製し、薬剤毒性試験に有用であることを報告してきた。本手法は、生体臓器に類似の機能を有する人工臓器の開発に有用と期待される。

大阪大学 松崎 典弥
15:40-16:30
4.ホルストセンターのプリンテッド・エレクトロニクス技術
―iPhoneは主治医に成り得るか―

 現在のヘルスケア・デバイスは、大半が標準的なプリント基板で構成されている。固体素子を多用しているため、結果として分厚くなり、使い心地が良くない。プリンテッド・エレクトロニクス技術は、ヘルスケア・デバイスの装着性・着け心地を大幅に改善でき、さらには新規応用展開も可能にする。ヘルスケア領域における市場トレンドに沿った製品開発の普及を加速する役割を担う蘭ホルストセンター(本部:アイントホーフェン)の、最近の技術進捗について説明する。

ホルストセンター Helen Kardan
16:30-17:30
5.名刺交換会


定 員: 70名
参加費: 会員・協賛団体会員7,000円、教職員・シニア2,000円、学生1,000円、非会員9,000円
連絡先: (一社)日本印刷学会 事務局
〒104-0041 東京都中央区新富1-16-8 日本印刷会館内
FAX:03-3552-7206 電話:03-3551-1808
E-mail:nijspst-h@jspst.org
申込方法: 日本印刷学会のホームページのweb上のフォームからの参加登録をお願いします。本シンポジウムを選択してお申し込みください。
E-Mailまたはファックスでも結構です(氏名、所属、連絡先、会員の有無を記入ください)。
定員がありますので、お早めにお申し込みください。
参加費払込: 参加費は当日会場受付でお支払ください。
お断り: 事情によりプログラムまたは講師を変更する場合があります。